研究開発室の松峯です。
そして内容も,またしても「しんえん2」に関してです。

ここ最近は、朝起きたらとりあえず しんえん2の情報をgoogle先生で検索を掛けることが日課となってしまいました。
約1周間前にH-Aロケットではやぶさ2とともに打ち上げられたしんえん2ですが、11日0時には地球より300万km離れた位置まで到達したそうですね(KTS 鹿児島テレビのニュース記事)。 

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出典:鹿児島テレビHP

300万kmというと地球75週ですか・・・・壮大すぎてピンときません。2年間のあいだ24時間新幹線に乗り続ければ到達できるかな?財布がピンチでビッグバンです。

しかし,残念ながらデータの受信は確認できていないようですね。今現在、 九州工業大学の奥山先生のHPで確認できるのは,地球から190万kmの位置での通信成功でしょうか。それでも十分すごいです!(奥山研究室HP)

ちなみに,しんえん2が発信している電波は0.8Wで白熱電球の1/70以下になります。
(なにげにこのブログで初めて絵文字使った・・・)

今回のはやぶさ2のミッションは,各民間企業のとっては非常に朗報だったのではないでしょうか。開発費900万の小型衛星でアマチュア無線を用いた深宇宙での通信ができてしまったのですから。
私は素人ですので下手なこと言えませんが,民間レベルでの宇宙開発の裾野がかなり広がったようにも思えます。
この衛星はスーパーエンジニアプラスチックであるPEEKを用いた炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)で外板が作られており,非常に軽いです。実に18kg以下の衛星です。
成形は当社のオートクレーブで行いましたが,強度は保証します!オートクレーブ成形っていうのは,非常に性能の良い,安定した複合材を作ることができるのです!
この軽さと安さを強みにロケットに大量に詰め込んで宇宙にばらまけば,大量のデータ取得や,重要ミッションの前段階の情報収集・調査なんて使い方もできそうですね。
宇宙は常に膨張していると聞きますが,同じように夢も広がります。