こんにちは!営業部の広瀬です。
本日は、皆さまにビッグニュースをお届けいたします
4月に入り、急に暖かくなったかと思えば冬に逆戻りで雪が降ったりと、なかなか安定しない天気が続いていますが、皆さまは体調など崩されていませんか?
長野市では10日(水)に雪が降りましたが、今日は比較的暖かく、弊社の桜もだいぶ蕾が赤くなってきました。
もうすぐ開花です
なんだか気持ちもワクワクしてきます
そして、ワクワクするのは桜の開花だけではありません
なんと、昨年 南信州・飯田産業センター様に納入した航空機装備品用 防爆試験装置が、この度、第31回「中小企業優秀新技術・新製品賞」にて「優良賞」を受賞いたしました
こちらのサイトに掲載されています
http://www.resona-fdn.or.jp/main/jigyou/shingijutu.html
日刊工業新聞で4/9(火)に発表となりましたので、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
長野県のホームページにも載っていました
https://www.pref.nagano.lg.jp/mono/20190409yuuryousyou.html
こちらが防爆試験装置です
ところで、防爆試験装置ってなんぞや?って思いませんか?
航空機に装備される電動部品などは、爆発性ガスが充満しているところでも、ガスを誘爆しないで問題なく作動できることが求められます。
これを証明するための試験を行う装置が、弊社の防爆試験装置です。
なんと、民間航空機装備品用としては国内初の装置です。
今のところ国内メーカーに競合製品はありません。
昨年(2018年)、国内唯一の航空機システム拠点「エス・バード」(南信州・飯田産業センター内工業技術試験研究所)に初号機を設置しました。
航空機は上空の高度1万メートルを飛びますが、外気温は-50℃、気圧は地上の1/5になるそうです。
当然、装備される部品もこのような環境下での防爆性が求められます。
この装置では必要な温度や高度などの条件でガスを導入しテストしますが、すべての行程が自動で行えるようにプログラムされています。
この自動制御機能の搭載は、なんとびっくり世界初です。
他にも、大型サイレンサーを設置することで屋内で静かな運転が可能で、未燃焼のガスを処理する自動ガス処理装置やテスト中の画像分析ができるハイスピードカメラなども搭載されています。
もっと書きたいのですが書ききれないので、詳細は弊社のイプロスサイトでご確認ください
https://www.ipros.jp/product/detail/2000439528
「優良賞」受賞の贈賞式が4/16(火)に行われますので、当日の様子も羽生田ブログでアップできればなと思っています。
この装置はFAA(米国連邦航空局)から委任された品質審査官(DER)の監修のもとで開発・製造・検収されたものであり、日本のメーカーとして米国の基準を満たしているものなので、既存設備の更新に加え、新規導入にも対応可能です。
航空機分野においては、油圧式が主流だったものが電動化していくという流れがあり、電動装備品の市場は広がっていくと予想されています。
そのような流れの中で、弊社の防爆試験装置が日本の航空機産業や信州の産業発展の一助となれば幸いです。
ほら、ワクワクしてきませんか (序盤のワクワクを無理やり回収します)